リーバイス生デニムのサイジング

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<ボトムス編 >

 1886年モデル501原型リジッドデニムパンツ/00125-0005

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↑新品です。

↓水洗い後裾はカットしています

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↑途中経過

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↑更に経年変化です。薄くなった部分は破れる前に藍染め布地で補強しました。

 余談>

これは501XX登場以前の初期となるジーンズの原型です。
布地には9オンスという比較的薄いので、当たる部分は穴が開きやすい。
継ぎ接ぎは必須だったのでしょう、当時の発見パンツはパッチワークだらけ。
確かに自分は自転車に乗ることからお尻辺りによく穴が開きました。写真より更に藍布地でパッチワークしましたね。

上記のカッティングサロペットですが、最初は濃いブルーだったのが、薄いブルーへと変更されて売られています。マニアはこちらも手を出すのだろうと予測したんでは?と、企業戦略と悪く考えが浮かびます^^;いったいどちらが本当の色だったんでしょうね?!

※一切洗剤は使わず、タライに水(お湯も使いません)のみを入れて手と足でもみ洗いしました。

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シュリンクトゥフィットという布地をご存じだと思いますが、

生デニム (Rigid) 

と言われるものです。
この糊まで付いているパンツを販売してるのは有名な501ジーンズがあります。それを、どいう経路で店員やファッション誌が勘違いしてるのか考察してみました。それには基本的な間違い情報がありました。

シュリンクトゥフィット501は2サイズ大きめを!”と…。これは多くの人が聞いたことがあると思います。
たしかに、2サイズいえ、正確には2インチ余りといったほうがいいでしょう。
それはウエストではありません。裾の話っだたわけです。

 実体験で分かりましたが、最初は私もウエストが2サイズ大きめでちょうどになるんだと店員を信じ購入。
洗濯後確かに、ウエストも縮みますし裾は2インチ余り縮みましたが、なんと、ウエスト自体は「2」サイズ大きめのままで失敗です。ベルトで縛るか、結局は、ウエストを糸で絞って穿いています(汗)。


サイズまとめ>

※実施例>アメリカ製501シュリンクトゥフィット(生デニム)は、ウエストも裾も洗濯後かなり縮みます。

それは、裾がパッチ表記よりも誤差が大きく、さらに2インチほど縮むため裾は長めに見積もる(表記サイズより長め選択が正しい)。しかし、ウエストは30なら通常のほぼ30インチになるので表記どおりに(※洗濯直後は収縮し穿くと広がる)。

社がレングスのみに正確な収縮率を見逃していたわけです。USA及び日本製で実体験しています。。2サイズ大きめ<裾が2インチ余りのことでしょう。

    このややこしさがあるから店員や冊子が勘違いし、2サイズ大きめと謳う間違いをしたのでしょう。
残念ながら、実体験がない店員でしょう、未だ店員の一部に、生デニムはウエスト2サイズ大きめを勧める事実。ご注意を(汗)。



 なお、昔のデッドストック赤耳時代のパッチ表記と現行('17)501リーバイス生デニム、メキシコ製及び、LVC501ZXX日本企画USA製の個人比較ですが、レングスは相変わらず洗濯後、ラベル表記通りに縮まないようです。表記より短く6センチ以上縮みます。これはユーザーへのミスを招きます。

個人的な意見ですが、もし私が社長なら、STFのレングスは、洗濯後の収縮がラベル表記通りになるように調整したいですね・・・どうも恐縮ですーー;

 自分は都会でもリーバイス自体穿いてる人をまず見たことない時代から先んじ501ジーンズは穿いてたわけです。
501の自分の愛用歴史はかなり長いです。苦い思い出となるジーンズの話でした。

余談>

 

 ジーンズのベルトなしは良いかダメかと悩むかたがいますが、悩まないように!!

ループ付きでベルトなしはジーンズだけに許されたアイテムです。

ファッション界で既に認められたお墨付きです(定番)。

ベルトなしスタイルはジーンズ独特のラギッドスタイル。

 

フレイドヘム

 

 簡単には、ロングレングス・カットオフジーンズです。

時代は繰り返すとは本当で、これはもう、40年以上昔に田舎でも流行っています。


さすが、ジーンズにだけ許されたアイテム。ジーンズってラギッドなのがいい!

 

 リベット

 リーバイス生誕当初、ヤコブデイビスによって馬具に使用されているリベットをジーンズに採用したとあるんですが、この場合、特許取得にはならないはずです。

リベット特許は馬具用が取得済みかも知れません。馬具以前に特許取得が有るか否か関係なく、特許の要件である新規性では認められないはずです。

例えば、リーバイ等により、既にあるリベットを改良しその効果が認められた場合なら特許も可能でしょう。ただ、現行リベットのシンプルさからすると改良点があったのかは不明。分かっていることは、リベット付きジーンズでの特許のようですが。

ダックキャンバス地また、デニムにロープ染色でインディゴ染めしたリーバイスパンツですが、これが世界初の商品であれば特許になります。(特許制度のない時代には、6000年前にペルーの遺跡でインディゴブルーの綿織物が発見されています。世界最古のジーンズ)

すでに世に出回っていたリベットをパンツに融合させる形とした場合、意匠か、実用新案となるはずなんです。私だけの疑問かも知れませんが、そこがリーバイスリベットの疑問点です。

 

大戦モデル

 個人は、リーバイスの大戦モデルは好まないんです(ロットナンバー頭にS(Simplified)が付きます)。
なぜかというと、WPB(戦時製品監督局)で規制を受けたジーンズの戦争障害モデルというイメージからです。

 歴史としてのモデルであってリーバイが決して意図していなかった姿だから許せない商品だと思うからです。過去に大戦モデル(レプリカ)と知らずに買って着ていたジャケットがありましたが、其れを知ってからはすぐに手放しました。

もう今後、自分的には大戦モデルをデッドもレプリカも手にしないでしょうね~

自分はかたくなに、五体満足モデルである、リーバイスを支持ですハイ!^^;

  

アクション・プリーツ

ビンテージ・ジージャンに必ず見るフロント・ボタン両脇に、ボックス・ステッチで縫い付けられた縦に走るアクションプリーツがありますが、正式な着方はボックス・ステッチを切り取り、プリーツを開放して着るためです。
つまりはヒダを広げて可動域を確保するため。
これを知ってる人はまずいないですが、昔からこのボックス・ステッチを切り取って着てる人(作業員含め)ほぼいませんでした^^それを聞くと、やけに切り取って着たくなるものですが……^^

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Action pleats
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< トップス編 >

 【1878.Triple Preated Blouse  Rigid

(上 水洗い前)

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(下 水洗い後 約10%ほど縮みます)

余談>

 現在発見されているリーバイスでは、最も初期のワークシャツ(ジャケットとも表記)。
1878年には登場してたモデルで、1st(506XX,213)へと繋がる初期モデルになります(1stは上着)。
もともとはブラウスとして着られたワーカーズ・シャツのため、ボトムにインして着るものでした。布地はジャケットにすれば薄くて8.8オンス(シャツなら厚いです)。

このブラウスはマニアしか知らないでしょうから、一般の人にはリーバイスブラウスのファーストだとは気がつかないと思います。

トリプルプリーツブラウスについてですが、最初に復刻しているのは、これも濃厚なブルーだったのですが、後に薄いブルーとして再度販売されていますね。

リーバイスマニアは二着目の商品を買うことを狙っていたのかと思える戦略かなと…。あくまで個人的ひねくれた見方をすればですがハイ^^;

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